「山代温泉」は、山代温泉旅館協同組合の登録商標です。
商標登録番号 第5017829 号
「古総湯」の周辺に名所や見どころが多く散策にも最適です。古総湯を真ん中に、ぐるり「湯の曲輪」をそぞろ歩いてみませんか。
山代温泉の中心、
「湯の曲輪(ゆのがわ)」とは
江戸時代の温泉場は共同浴場を中心としてまちが作られていました。共同浴場の周りに温泉宿が立ち並び、湯治客は共同浴場に通ったり、時には自然の中を散策しながら長逗留していました。この共同浴場が「総湯(そうゆ)」です。そして総湯を中心とした周囲の街並みを「湯の曲輪(ゆのがわ)」といい、北陸特有の呼び方となっています。日本の温泉文化を正しく伝え、温泉地の原風景が今も残っています。
山代温泉の発祥は、
一羽のカラスの出会いから
源泉を見守る一羽のカラス。約一三〇〇年前の神亀二年(725年)に行基という名の高僧が霊峰白山へ修行に向かう途中、一匹の烏が羽の傷を癒している水たまりを見つけたのが今に受け継がれているという山代温泉です。この故事に登場する烏が、古事記や日本書紀にも出てくる伝説の霊長、三本足のヤタガラスです。
ふたつの総湯[共同浴場]
平成22年、湯の曲輪に誕生したのが「古総湯」。外観や内装だけでなく、入浴方法など、明治期の雰囲気を味わい、入浴しながら山代温泉の歴史や文化が体験できます。 歴代の総湯の中でも、最も印象的で温泉情緒が感じられる建物で、2階は湯上がりに涼むことが出来るようになっており、浴室の床や壁には九谷焼のタイルが使われています。
総湯が建つ場所は魯山人ゆかりの旧吉野屋旅館の跡地。歴史と格式を感じさせる吉野屋の門をくぐって入ります。
加水なし源泉のみで、浴槽の湯は毎日入れ替えて清掃しています。吹抜けの天井には大きな天窓があり清々しい気持ちにさせてくれます。壁面には地元九谷焼作家による手描きタイルが貼られ、多彩な絵柄を楽しめます。売店もあり「温泉玉子ソフトクリーム」などが人気です。
はづちを楽堂
紅殻格子の木造平屋建で、神社や老舗旅館が並ぶ周囲の景観にマッチした造りとなっています。山代温泉古総湯前にあり、風情豊かな紅殻格子が印象的な建物の中には、オリジナルの甘味が味わえる「はづちを茶店」、九谷焼の小物・雑貨が揃っている「丹塗り屋」があり、湯の曲輪に欠かせないスポットとなっています。
山代温泉を発見した行基が温泉守護のため、薬師如来などを彫ってお堂を建立したのが薬王院温泉寺の創建。地元では「お薬師」さんとして信仰を集めています。境内では、春は「さくら」と「つつじ」、秋は「紅葉」が見どころです。
「あいうえお」の創始者 明覚上人
温泉街の中心地、総湯・古総湯のそばにある、薬王院温泉寺は、霊峰白山を祀る白山五院の筆頭寺院とされた古刹で、 中興の祖であり、「あいうえお」の五十音の創始者としても知られる明覚上人が七堂伽藍を建立し、勅願寺として盛栄を迎えました。境内には 明覚上人を供養する五輪塔(国指定重要文化財)があり、周辺を散策できる「あいうえおの小径」が整備されています。
石段を上り幹周りが6メートルの巨樹たちが、百段を数える石段の両脇にそそりたつ。冬は白く雪化粧した景色も神秘的で美しい。正面鳥居のそばにある「一言地蔵」はお願いを一言だけ聞いてくれるお地蔵さまです。
温泉街の中心部、総湯のすぐ近くにある足湯は岩の上に立つ八咫烏(やたがらす)の像が目印です。山代街めぐりの際には是非立ち寄って歩き疲れた足を休ませてください。ホッと落ち着く癒しのスポットです。
女生水と呼ばれる湧き水は奥の正面に地蔵尊が安置されています。旅館に働く女衆の水汲み作業の往来でにぎわっていた事から、何時からか女生水と呼ばれるようになりました。
道番屋とは山代の様々な案内をしている商店の皆さん。サイン看板のあるお店が目印です。街めぐりでお困りの時は是非お尋ねください。無料レンタル傘サービスも実施しています。
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